ゾフィスの強さはどのくらい?ブラゴやガッシュ、性別まで解説

アニメ・キャラクター

『金色のガッシュ』という作品をご存知だろうか。2001年から週刊少年サンデーで連載されていた作品であり、最近では正式な続編である『金色のガッシュ2』の連載が開始されるなど、まだまだ世間の関心が高い名作である。

個性豊かなキャラクターたちが魅力の一つであるが、今回は中でも隠れた人気キャラクターである「ゾフィス」について解説をしていく。

ゾフィスとは

『金色のガッシュとは』

千年前の魔物編

ゾフィスとは?ココ・シェリーとの因縁

ゾフィスの性別は?フリーザとの共通点

作中でのゾフィスとガッシュの接点

ゾフィスの最後 ブラゴとの最終決戦

アニメ『金色のガッシュベル!』におけるゾフィス

ゾフィスの強さはどれくらい?ゼオンとどっちが強い?

ゾフィスの声優は?

ゾフィスのイラスト

総括

ゾフィスとは

ゾフィスとは、漫画『金色のガッシュ』の中盤である「千年前の魔物編」の黒幕として登場した心を操る能力を持った魔物である。今回は、「千年前の魔物編」のストーリーや作中での位置づけについても解説を行っていく。

『金色のガッシュ』とは

『金色のガッシュ』とは週刊少年サンデーにて連載されていたバトル漫画であり、1000年に1度開かれる魔界の王様を決める為の戦いを描いた作品である。

魔界の王様を決めるため、人間界に100名の魔物の子どもたちが送り込まれ、人間とパートナーを組み最後の一組になるまで勝ち残った者が王様になれるというストーリーである。

魔物の一人ひとりが「魔本」という本を持っており、パートナーとなる人間だけがこの本を読むことができる。パートナーがこの本を持ち、呪文を唱えることで魔物はその能力を発揮できるようになる。この本が燃えれば魔物が魔界に帰ることになり、魔界の王を決める戦いから脱落することになる。

千年前の魔物編

今回紹介する魔物であるゾフィスが活躍するのは、物語の中盤である「千年前の魔物編」である。主人公であるガッシュ・ベルが参加している魔界の王を決める戦いの1000年前に行われた、前回の魔界の王を決める戦いを描いたストーリー。

1000年前の戦いで、意志の力を使う魔物ゴーゴンの能力によって魔界に変えることができずに石の中に封印されていた魔物が複数いた。その魔物を復活させて使役し、魔界の王を決める戦いに勝利しようとしたのがゾフィスである。

千年前の魔物編では、人気キャラであるビクトリームも初登場しており、「ベリーメロン」の歌は名曲なのでぜひ聴いてみてほしい。

ゾフィスとは?ココ・シェリーとの因縁

心を操る能力を持ったゾフィスであるが、千年前の魔物のパートナーとなる人間に対しても心の歯車を無理やり合わせて本を読める読めるようにしたり、戦いたくないものを無理やり戦わせるなど、その能力を発揮した。

自信のパートナーであるココに対しても心を操る能力を使用しており、本来は戦いをする性格ではないココを無理やり戦わせているのである。

このパートナーであるココは、作中最強格とも言われるブラゴのパートナー、シェリーの親友であり、優しい親友を取り戻すために魔界の王を決める戦いに身を投じたシェリーとの因縁も深い。

ゾフィスの性別は?フリーザとの共通点

物語の舞台である「千年前の魔物編」は、漫画全体の中盤に当たる部分であり、『ドラゴンボールZ』で例えるのであればフリーザ編のあたるポジションである。

恐らく偶然であるが、そんなフリーザとゾフィスの共通点も多い。まず、性別が不詳である点。作中でゾフィスの性別について明言されているシーンはないが、その女性的な立ち居振る舞いや一人称が「私」であることから女性なのではないかという声も一定数ある。

また、その喋り方についてもフリーザと共通して丁寧な喋り方であるが、激昂した際に一人称が「俺」になるところも共通している。この一人称が「俺」であるところからも、明言はされていないがゾフィスの性別は男なのではないかと思われる。

作中でのゾフィスとガッシュの接点

 

千年前の魔物編のラスボス的な立ち位置であるゾフィスだが、主人公のガッシュと直接戦ったわけではない。

ナゾナゾ博士の導きによって千年前の魔物との戦いに参加したガッシュであったが、戦いの中で千年前の魔物の中にも戦いたくないのに戦わされているものがいることを知ることになる。幻覚を使い、再び石に戻されるかもしれないという恐怖からゾフィスによって無理やり戦わされている魔物もおり、そのことに対して激しい怒りを覚えているのがガッシュである。

作中でガッシュとゾフィスが直接対峙したのはパムーンとの戦闘後のことである。一緒に戦うと言ってくれた千年前の魔物であるパムーンの本を、突如現れたゾフィスが燃やしたのである。

この後、ゾフィスとの戦闘は先述したブラゴが引き継ぐことになるが、その際にガッシュのパートナーである清麿が「お前と一度だけ会話してやる」として、なぜパムーンの本を燃やしたのかを問いかけるシーンがある。

再び石に戻されるという恐怖から千年前の魔物を支配しているゾフィスであるが、石に戻す能力があるのであれば本を燃やす必要はない。ゾフィスは石に戻るという幻覚を見せていただけで実際に石に戻すことはできないと、清麿は見抜いていたのである。

ゾフィスの最後 ブラゴとの最終決戦

先述した清麿とゾフィスの会話後、ゾフィスとブラゴの1対1の戦闘に入ることになる。

単純な戦闘能力だけで言うのであればブラゴの方が上であるが、ゾフィスがブラゴのパートナーであるシェリーの心を揺さぶりながら狡猾な戦い方をするために苦戦することになる。

シェリーに対し、ココから心無い罵倒を浴びせたり、ココが昔シェリーを妬んでいたためにシェリーの家から宝石を盗んだという過去を捏造したりと、ココを使った精神攻撃を多用することになる。ココは、ゾフィスによる揺さぶりであると頭では理解していながらも、心の力がどんどん弱っていくシェリー。終いには呪文を唱えても術が出ないほどに心の力が弱ることになり、一転ブラゴはピンチに陥ってしまう。

片腕と片足がほとんど動かなくなりながらも懸命に食らいつくブラゴであったが、その姿を見かねたシェリーがゾフィスに対して本を燃やしてくれと懇願する描写もある。

その後、ブラゴによって一喝されたことや、お揃いのイヤリングをココがつけていたことをきっかけに、「助けてほしい」というココの心の声が聞こえたことから戦意を取り戻し、ゾフィスを圧倒して戦闘に勝利することになる。

戦闘後のゾフィス

ブラゴに敗北したゾフィスであったが、敗北後に最後の悪あがきを見せることになる。ココの心を操り、無理やり戦わせていたゾフィスであったが、ゾフィスの本が燃えて魔界に帰ったあともココが操られていた時の記憶は消さないと言うのである。

操られていた間にゾフィスと一緒に行った悪事や人を傷つけた記憶は消さず、ココは一生その罪悪感に苛まれながら生きていくのだという。ココの記憶を消すようにと叫ぶシェリーであったが、それに応じないゾフィス。一転して不利な状況に見えたシェリーであったが、この状況はブラゴの一言によって一転することになる。

「お前、逃げただろう?」とブラゴ。ブラゴが言うには、シェリーとゾフィスが初めて対峙した日に、シェリーに対してゾフィスが攻撃を行った後間一髪のところでブラゴが助けに入ったが、その際にゾフィスはブラゴに気づかずに立ち去っている。

ゾフィスほど勘の鋭い魔物が、あんなに近くにいたブラゴに気づかないはずがなく、ゾフィスはブラゴが怖くて逃げたのであるとのこと。

「魔界に帰った後も、一生俺から逃げ回る生活を送りたいか?」という一言によってゾフィスはココの記憶を消し、元の状態に戻すということを約束した。

その後、ココの記憶が消えていることを確認してから本を燃やすことをガッシュたちと約束しシーンが切り替わるため、ゾフィスが魔界に帰る描写はないが、非常に悪役らしい最後だったと言えるだろう。

アニメ『金色のガッシュベル!!』におけるゾフィス

ここまで紹介してきた千年前の魔物編であるが、アニメ版である『金色のガッシュベル』では原作とは少し展開が異なる。原作では、ガッシュたちとゾフィスが絡む部分はほとんどなく、清麿が一度だけゾフィスと会話をする程度であった。しかし、アニメ版ではブラゴとゾフィスの戦闘に、少しだけガッシュが加わる描写が追加されているのである。

清麿が、初めて千年前の魔物と対峙した際にゾフィスに対して激昂し「その面おもいっきりぶん殴ってやる!」というシーンがある。ゾフィス戦において、その宣言通りガッシュがゾフィスの顔面を殴打し、床に叩きつけるといった描写が追加されている。

その後の戦闘は原作通りにブラゴとの一騎打ちに移行し、ガッシュ側の有効打はこの一撃のみであったため、展開には影響の少ないシーンであったが、原作にはない盛り上がる展開であったことは間違いない。

ゾフィスの強さはどれくらい?ゼオンとどっちが強い?

原作でも中盤のラスボス的な存在として描かれており、作中最強格であるブラゴとも好勝負を繰り広げたゾフィスであるが、その強さはどの程度のものだろうか。

ゾフィスの使う術

心を操る・幻覚を見せるといった能力を持つゾフィスであるが、使用する術の属性は「爆発」である。その中でも基本的なものを紹介していく。

第一の術:ラドム

ゾフィスの最も基本的な術であり、小さな火球を相手に放ち爆発させる術である。ブラゴとの最終決戦の移動中、牽制するのに何度か使用している。

第二の術:ロンドラドム

爆発する鞭を出現させる術。

第四の術:ディオガ・テオラドム

上空から大きなラドムを降らせる術。千年前の魔物編の時点では、ディオガ級の呪文は最高クラスの威力を発揮する呪文である。

第八の術:ディガン・テオラドム

ゾフィスの最大呪文である。無数の火球を上空から降らせる術であるが、シェリーが心の力を取り戻したブラゴの術によって容易く破られた。

これらが、ブラゴとの戦闘で使用したゾフィスの術の一部であるが、単純に強さだけを比べるとブラゴのほうが上だと思われる。シェリーに対して、ココを使った精神攻撃を行い弱体化を行ったために優勢になる場面もあったが、これが精神攻撃の効かない相手で合った場合は終始圧倒されて終わるだろう。このことは、ゾフィスの精神攻撃を克服したシェリーが、その後にゾフィスを圧倒していることやゾフィスがブラゴのことを怖がって逃げ出したというエピソードからも明らかである。

よく比べられることのあるファウード編のラスボスであるゼオンと比べると、ゼオンのほうが圧倒的に強いだろう。リオウとゼオンの戦闘がそうであったように、ゾフィスとゼオンが戦っても終始ゼオンが圧倒すると思われる。

そのため、ゾフィスの強さで言うのであれば、概ねリオウと同程度ではないだろうか。

ゾフィスの声優は?

丁寧な言葉づかいで、一見ドラゴンボールのフリーザ様のような印象を受けるゾフィスであるが、その声を担当しているのは声優の藤田淑子さんである。

ベテランの声優であり、一休さんや銀河鉄道999、サイボーグ009など、数多くの名作に出演をしている。丁寧な印象のゾフィスのキャラクターと、非常にマッチしたキャスティングであると言える。

ゾフィスのイラスト

作者の雷句誠先生がtwitterにて「ゾフィスが大好きなファン、結構いたんだよね。」とコメントするほどに意外な人気キャラであったゾフィスであるが、人気なだけありイラストの投稿なども多い。

イラスト投稿サイトであるpixivに、ゾフィスのイラストがいくつか投稿されているので、興味のある方は是非見てほしい。

「ゾフィス」の人気イラストやマンガ・画像 | pixiv
ゾフィスの人気イラストやマンガ、小説。217件のイラスト、28件の小説が投稿されています。ゾフィスの関連にpixiv今日のお題、金色のガッシュ!!、ココ(金色のガッシュ!!)、ゾフィココ、短眉、などがあります。

総括

ゾフィスとは、漫画『金色のガッシュ』において、千年前の魔物編に登場した魔物である。ガッシュとの絡みは漫画ではあまりないが、アニメ版では改変が加えられ、少しではあるが戦闘シーンが追加された。

ブラゴや本の持ち主のシェリーと因縁が深いキャラクターでもあるが、その強さはブラゴには及ばず、精神攻撃を用い一度はブラゴを追い詰めるも最後には敗れ去った。非常に悪役らしい最後だったと言えるだろう。

 

 

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